喜内 順子 junko kinai      7月7日  東京

ロンドンでFine Artを勉強。  
帰国後は制作をしながら、子供達のアートクラス講師、イラストを描いて食べてます。



●EXHIBITION
2003  東京ワンダーウォール展示
2004  東京ワンダーウォール展示
2006  BA fine art Exhibition 出展
2007  東京都ストリートペインティング(最終選抜アーティスト/壁画制作)
2012  さんさんさん展 水戸市(企画/展示)
2015/06 RECTO VERSO GALLERY(グループ展)出展


●WORK SHOP
2011 おうちのなかにおうちをつくって泊まっちゃおう!
2011 ちいさな町を作っちゃおう!
2011 ちいさなにがおえやさん
2012 もじもじ影絵
2012 ぼくがぼくを わたしがわたしを
2012 カメラの中に入ろう
2012 流れるお絵かき
2013 みんなでとばそうパラシュート!



一義的に把握されつつある近代の世界観。
しかし子供達は、固定概念ではなく、先天的概念によって世界を観ている様だ。
複眼的、多義的な眼を持ち、曖昧性を大切に抱えている。
そうして広く柔らかな世界観のなかに生きている。
大人たちが、言語化、定義付けにより切り捨ててきてしまった大切なもの。
子供達は確かにそれを持っている。
その大切な想いは、子どもたちの絵となり、形となり現れる。
無意識の心理、言葉に表せない想いが作品に投影される。
言わば、子供の絵は心のレントゲン写真のようなもの。
作品を通じ、子供達は互いに心の中をそっと覗きあってみる。
大人たちもついでにそっと覗けば、忘れていた何かに気づかされる。




自分の中から正起しているように感じることも、個人の精神世界と外部の世界、相互的な関係性から生まれ、創造され、ずれ、歪曲、混沌、重合を孕みつつ増殖している。
制作とは独我論を越境し、その都度創りだされる一つの出来事なのではないだろうか。
って今のところはそう思う。